あなたの会社を持続、発展させてくれるものは? 〜年末年始に毎年読む本から〜
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
年末年始のおやすみ中かと思います。
私もその渦中ですが、この時期に毎年読む1冊の本があります。
その本は、コンサルを始めた20年以上の本で今は絶版になっている本で、コンサル駆け出しのころは、もう目を皿にして何度も何度も読みました。
別のコンサル会社になってもしばらく読んでいましたが、途中中断してしまいました、
6年くらい前から年末年始のお休み中に読み返すことをしてます。
すると、毎年気づきが違うんです。
きっと、その時の自分の気になっているテーマが引っかかるのだと推測します。
目次の質問形式のタイトルを見ていくと、自然と本から今の自分に問いかけられている様で、この一年、こんなこと忘れて仕事してきたんだな、、、、と反省が自然と出てきます。
そして新年は、気になった問いかけを忘れずにお客さんと自分に向き合おうと勇気をもらっています。
今年気になったのは?
あなたの会社の維持と発展を保証する最も重要なものは何か?
です
「維持と発展」をさせてくれるものってなんだろう?
即答できますか?
確かに、即答するには難しく、まだ”利益を確保するもの”であれば答えられそうなことだけど、「維持と発展」となるとなかなか出てこない自分がいました。
”利益を確保”するものと、”維持・発展を確保”するものの、差は大きいです!
利益を確保するものは、例えば、”●●店の売上?円とFL比率?%をキープできるマネージメント”、などとすぐ考えられます。
ところが、維持・発展を確保するものというのは、”●●の仕入れと調理技術”、など事業の核となる独自のノウハウです。
利益を確保することは、当然、大事なことですが、それだけでは、長期的に渡って、維持・発展ができるか、というと若干違います。
ちょっと先読みしながら、世の中、市場の動きにあわせて組織形態、従業員の能力、ターゲットからくる新市場への挑戦をしていかないと、発展もそうですが、維持すらできない状況になってしまいます。
しかしながら、中小企業を実際にみていると、自分の事業の核はあまり考えられていないのが実情かもしれません。
目先の飯の種を追い求めて、社長はじめ、あっちいったりこっちいったりしていて、極論、自分たち、中小企業は事業の核となる独自のものなんて作れないし、もてない、と諦めている、考えもしない、ということが多いです。
毎年、同じ売上の幅で、同じ様な経費比率で、結果として同じ様な利益の繰り返しというところが多いです。
2022年の円安に端を発した値上げを予測して準備していた人はどれだけいるでしょうか?
さすがに、私はできていた、という人はほぼいないのではないでしょう。
売上を今の1.2倍にするにはどうしたらいいか?
同じ人員数で仕事時間を80%にするにはどうしたらいいか?
など、円安などこなくとも、チャレンジすることが、結果として維持・発展の核を作りだします。
この過程で、もうこれ以上はできない、と発想しないことです。
ぞうきんを絞り出すことを続けている自動車メーカーを見ればわかることでしょう。
今回は、毎年読む本から
あなたの会社の維持と発展を保証する最も重要なものは何か?
を考えてみました。
あなたの会社でも考えてみてはどうでしょうか?